田中六五 J.S.P限定 令和3酒造年度 全国新酒鑑評会 純米大吟醸9号酵母金賞受賞酒 2022年9月8日発売

元々地元銘柄の白糸35 純米大吟醸として販売していましたが今回のたなか35 雫搾りは金賞を受賞した酒のみにたなか35としました。私が蔵に戻ってから全国新酒鑑評会という年に一度開催されるコンペティションには出品していなかったのですが、普段より仲良くさせてもらっている友人蔵元とコンセプトを決めて出品するというところから始まりました。酒造りに使用する米は山田錦、酵母を9号、かつ純米大吟醸であるということでした。9号酵母は発酵力が強く味の調和をとるのが非常に難しい酵母のため最近では鑑評会には不向きとされていました。この条件を揃えて出品することとし、シルキーな口当たりで柔らかく、梨や杏を思わせる香り、芳醇なうまみ、そして最後にすべてを調和させながら水のように消えていくことが表現されており2年連続でで金賞を獲得したお酒になります。年に一度造るお酒で弊社として最高のものが表現できたと思っております。是非この機会に楽しんで頂ければ幸いです。

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*限定75本
*お一人さま2本までの販売となります

田中六五

自然に恵まれた福岡県糸島市を故郷に、先人の知恵に学ぶ酒づくりを続けています。糸島は、知る人ぞ知る山田錦の産地です。初夏の田植え。緑の稲が風にそよぐ夏。開花、出穂。黄金色の頭を垂れる秋。その成長の一日一日を私たちは肌で感じ、冬の造りを迎えます。酒米の最高峰といわれる山田錦。栽培適地の候補に挙がった糸島地区は、地道に研鑚を重ね、有数の産地に成長。白糸酒造はいつしか「山田錦の田んぼに囲まれた蔵」という地の利に恵まれることとなりました。「糸島に白糸酒造あり」故郷の人々が丹精込めた糸島産山田錦の酒を造り始めたのは、平成元年のこと。地元の米で酒を醸し、昔ながらのハネ木搾りという上槽法でやさしく搾る。それが白糸酒造の酒です。今年も<糸島>への敬愛と感謝を酒一滴(ひとしずく)に込めて。