No.004

日本酒

田中六五

2021 全国新酒鑑評会 純米大吟醸9号酵母 金賞受賞酒 
袋吊りバージョン 500ml

¥8,500

内容量 500ml
原料米 糸島産山田錦
精米歩合 35%
アルコール分 15度

限定 70本
お一人様1本までの販売となります。
同時販売中のハネ木搾りバージョンもお一人様1本まで販売しております。

※在庫がなくなり次第販売終了いたします。

奇跡の酒と言っても過言ではない希少酒が登場です。「田中六五」を醸す田中克典氏が、なんと初出品にして獲得した「全國新酒鑑評会」の金賞酒です。毎年春に開催される国税庁主催の「全国新酒鑑評会」! 全国の蔵元が血眼になって戦いを繰り広げるこのコンテストにおいて、田中克典氏は、他社を嘲笑うかのように自社ポリシーを貫いて金賞を獲得しました。

「全国新酒鑑評会」ではほとんどの蔵が、アルコール添加された「大吟醸」を出品します。また、香りが高い方が有利なために「香り系」と言われる最新型の酵母を用いて醸された酒が、出品酒のほぼ全てを占めることになります。この中で田中克典氏は、同蔵の市販銘柄「田中六五」と同様に、食中酒向きで香りの控えめな9号酵母、また純米造りで挑み、見事に金賞を獲得しました。

9号のようなレトロ系酵母を使用したり純米酒を出品することは、金賞を狙うためにはたいへん不利な条件といえます。しかし本作は、正統的にして圧倒的なそのバランス感覚で、並み居る他社の「金賞狙い」の酒をさしおいて傑出した成績を得ることに成功したのです。

なお、9号酵母+純米という古典的スペックで金賞を獲得できる蔵は、800以上の蔵が参加する国内最大のコンテストにかかわらず毎年ほぼゼロです。最近では、平成28年度に一蔵ありましたが、それ以降の金賞受賞はありません。このあまりにも貴重な仕込みの、しかも実際にコンテストに送ったものと全く同等の「袋吊り」(無圧採取)部分の酒がこのお酒です。しかも出品の際の規則である500mlのR瓶に入れてのお届けです。生産本数は全70本。幸運にも手に入れることができた方は、まさしく「歴史の証人」となることでしょう。

田中六五

自然に恵まれた福岡県糸島市を故郷に、先人の知恵に学ぶ酒づくりを続けています。糸島は、知る人ぞ知る山田錦の産地です。初夏の田植え。緑の稲が風にそよぐ夏。開花、出穂。黄金色の頭を垂れる秋。その成長の一日一日を私たちは肌で感じ、冬の造りを迎えます。酒米の最高峰といわれる山田錦。栽培適地の候補に挙がった糸島地区は、地道に研鑚を重ね、有数の産地に成長。白糸酒造はいつしか「山田錦の田んぼに囲まれた蔵」という地の利に恵まれることとなりました。「糸島に白糸酒造あり」故郷の人々が丹精込めた糸島産山田錦の酒を造り始めたのは、平成元年のこと。地元の米で酒を醸し、昔ながらのハネ木搾りという上槽法でやさしく搾る。それが白糸酒造の酒です。今年も<糸島>への敬愛と感謝を酒一滴(ひとしずく)に込めて。

蔵からのコメント

この度、私、田中克典は、2021年の「全国新酒鑑評会」にて金賞を受賞したお酒を、みなさまへお届けいたします。
私は蔵に戻ってから今まで、「鑑評会」に出品しすることを避けていました。理由は、コンテストそのものに意味を見いだせなかったからです。金賞を狙って造られる酒は、一般的な飲食のシーンを想定したものではありません。
私、田中克典にとっては、常日頃お客さんに飲んでいただく酒がすべてです。このポリシーを曲げてまで、コンテスト向きの特殊な味の酒を造ることは避けていました。
しかし今回は、自分の流儀をそのまま活かしたうえで、出品してみたのです。
これには理由がありました。今回、普段から仲良くさせていただいている二つのお蔵さん-----「花の香」そして「七本槍」という蔵と、ちょっとした腕比べの競争をしようということになったからです。
 精米歩合を35%にする以外は、昔ながらの9号酵母、そして純米造りと、普段の自分たちのスタイルを完全に踏襲して出品するというルールで腕を競いあったのです。結果として当方の酒は、非常に良い出来となり、金賞をいただく名誉に預かりました。香りにも甘味にも、そして醸造用アルコールにも頼らず、当蔵の市販酒そのものの味わいで審査員の心を射抜いたのだとしたら、これはたいへんありがたいことだと感じています。ぜひ、ご興味ある方はお手にとっていただき、この感動をともにしていただけたらと思います。

今週の酒造の魅力を語るライブ配信

2021.09.23
THU 20:00
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